




補足資料

PROJECT MEMBER
鉄骨造のペンシルビル2階におけるプライベートサロンの計画である。 テナントは7坪ほどで事務所仕様。 狭小テナントの中で、細身の梁型や柱型が表出しており、それらの要素が空間にとって半端なスケール感で存在しているように思えた。 天井内も天高を最大限確保するため設備を取り回す空間も少ない状況であった。 そこで本プロジェクトでは、設備を隠蔽しながら形の構成要素を整えることで、コンパクトながら洗練されたプライベート空間を目指すこととした。 具体的な操作として、換気配管・給水給湯配管経路を担保するため、壁に300mmの厚みをもたせることとした。有効面積が少なくなることに考慮し、壁厚を利用したディスプレイスペースを確保した。 また天井については梁を隠すようにアーチ形状を採用し、空間のシンボルとした。 マッシブなボリュームはプライベートサロンとしての重厚感と、外界との切り離しを狙っており、柱・梁や既存サッシ枠などを隠すことで空間の構成要素を整理。 またアーチ天井により奥行き感を強調しており、突き当たりの光障子などの装置がそれを補助し、全体がコンパクトに納まりながら圧迫感を感じさせない工夫を施した。 ラワン合板・アイボリーの塗装、赤茶の床材なども相まって落ち着きある和のプライベート空間を実現できたように思う。

