PROJECT MEMBER
日常と非日常、能動と受動、人工と自然、明と暗、動と静、外と内・・・ 対照となるものの距離が大きいほど得られる感動は大きいが、 そこに投じるエネルギーやストレスも大きくなりがちである。 この施設に辿り着く人はそのコントラストを求めて来泊し、日常からの解放を目指す人たちだ。 空間として目指すのは、 そのコントラストをグラデーションとして緩やかに包み込み、 無意識に自己の内側へと意識を向けられる非日常空間にいつの間にかどっぷりと浸れる空間である。 ・ ・ ・ 上記が最初の設計提案で提示したコンセプト「コントラスト」への私の捉え方です。 喧騒の日常から距離を取りにくる場所でありながら、変化しようとすればするほど、さらにその対照差が大きいほど、そこにはエネルギーが必要で逆に無理をしてしまうのではないかという矛盾を、自身のファスティング失敗経験からも感じていました。なので、この場所では対象を感じないよう、緩やかなグラデーションや曲線を生かして「気づいたら変化していた」「いつの間にか内面に向いていた」そんな無意識領域での変化・深化を助長できるような空間づくりを意識しました。