
PROJECT MEMBER
-京町家のしつらえを外部からの緩衝帯と捉え、モダンに仕立て上げられた都市型の邸宅- 蔵戸や水屋箪笥といった時代を経た家具・建具を所有されているお施主様による、和の設えをモダンに仕立て上げたいというご要望と、区画整理事業後の新しい住宅地に建つ住宅であることを鑑み、以下の点をコンセプトに設計を行った。 1.「京町家」趣のあるしつらえ 1Fが住居とオフィスの併用となっているため、通り庭、通り土間、縁、坪庭など、内外があいまいな「つなぐ」空間をしつらえ、エリアを分けつつも空間をつなぐ仕組みとした。 奥行きのある通り庭をしつらえることで、時の流れ・四季の移ろいを醸し出す空間とする。 お施主様が所有されている、蔵戸、水屋箪笥をはじめとした時代を経た品々を美しく見せるための空間配置、建材選定を行なう。 2.周囲からの視線の制御 建物を外皮で覆うことで、周囲からの視線をコントロールする。 通り庭や縁、坪庭などの町屋のしつらえを、外皮と居住空間との「間合いの空間」と捉え、新しい住宅街との緩衝帯とした。