緑の森公園保育所

ビルディングタイプ
幼稚園・認定子ども園・保育所

補足資料

外観パース
レンダリング
構造イメージ
ダイアグラム
ふじのきホール構成
ダイアグラム
曲面屋根勾配検討図
ダイアグラム

DATA

CREDIT

  • 撮影
    彦坂 武徳
  • 設計
    新居千秋都市建築設計
  • 担当者
    新居 千秋 / 田村 賢太 / 長谷川 千眞 / 大内 渉
  • 施工
    和光・水谷経常建設共同企業体
  • 構造設計
    下久保 亘 / オンスタジオ構造設計事務所
  • 設備設計
    髙栖 巧 / 明野設備研究所

埼玉県越谷市の老朽化した2つの保育所を統合し、緑の森公園を中心とする豊かな自然環境の中に、延床面積約2,320㎡、園児288人と職員75人が利用する新たな大規模保育所を建設する計画です。近隣の久伊豆神社や周囲の自然に溶け込む佇まいを目指し、日本の伝統建築に見られる屋根が折り重なる姿を参考に勾配屋根を採用しました。建物中央の吹き抜け部分には、久伊豆神社の境内にある樹齢約250年の藤の木をモチーフとした、繭のようなフォルムの多目的室「ふじのきホール」を提案しています。 設計の過程で、ふじのきホールはコストや耐火性能を鑑みて、素材を木から石膏ボード、鉄へと移り変わり検討を重ねました。最終的には、一般的な鉄骨工事で製作可能な、単一のアールで曲げた100mmの角パイプを採用しています。角パイプの直線部分の長さを連続的に変化させ、台形にカットしたフラットバーで繋いでいくことで、自立する有機的なドーム状の鉄骨格子を構成しています。格子の範囲を極力絞ってコストダウンを図るため、階段の手摺壁を兼ねた屋根のような構造で格子を支え、格子に接してアーチ型に開いていくY字型の柱を立てることで、屋根とハイサイドライトを支持しています。その結果、ホールの周囲には特徴的な空間が増え、内部は藤の木だけでなく、鳥かごや蜘蛛の巣、あるいは階段部分に頭がある大きな動物の肋骨のようにもイメージできる、一つの言葉に還元されない空間へと進化を遂げました。 また、敷地を最大限に活用したことで、敷地形状がそのまま立ち上がり、その内側に中庭と吹き抜けを抱え込むような構成となりました。屋根についても、敷地形状に寄り添った平面計画の中、より性能の高いのシンプルな屋根を目指す過程で、角度の振れた切妻屋根同士の軒とケラバが緩やかな曲面で流れるように繋がる少し不思議な形になりました。前面道路側では、テラスの床を支える丸開口付きのコンクリート壁が内外の視線を緩やかに通し、跳ね出したテラスが雨に濡れない歩道やベンチを提供しています。屋上テラスからは神社の森や公園の芝生広場を一望でき、神社の木の枝に直接触れることもできます。このように立体的な園庭というコンセプトを具現化することで、街や緑と保育園との間に、新しい繋がり方が生まれました。

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物件所在地

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