ハドロン宇宙国際研究センター(千葉大学)

ビルディングタイプ
研究施設
6
282
日本 千葉県

補足資料

プラン
図面
レイアウトシミュレーション
図面

DATA

CREDIT

  • 撮影
    Masaki Ogawa
  • 設計
    LABORN PROJECT / STUDIO TOO
  • 担当者
    原田将太郎
  • ベンチデザイン
    oou
  • ベンチ製作
    カリモク家具
  • カーテン製作
    Haruka Shoji
  • カスタムホワイトボード制作
    studio BOWL

【宇宙の起源を探る、中心のあるLAB】 ハドロン宇宙国際研究センター(千葉大学)は、南極の氷中深くで超高エネルギーニュートリノを捉え、宇宙の起源を探求する研究チームである。 本プロジェクトでは、世界各地から集う研究者の拠点となる「中心のあるLAB」をコンセプトに、研究室の共用部をデザインした。 ◼︎中心をつくる円環 空間の中央には24個のユニットで構成されたドーナツ状の「Circle Bench」を配置した。 この円環を中心点として、キッチン、ワークエリア、ラウンジ、ストレージを放射状にレイアウトとしている。 用途に合わせて有機的に形状を変え、個人作業から活発な議論まで、研究者のあらゆる活動を受け止められるようなデザインを心がけた。 ◼︎「EARTHY」の解釈 研究チームから出た「EARTHY」という言葉がデザインの指針となった。 最先端の宇宙物理学という、一見すると無機質なデジタルデータの世界に対し、物理的な拠点は「地球的な手触り」や「根源的な安心感」を持つべきだと考えた。 ◼︎空間を形づくるプロダクトたち 家具デザイン事務所oouとカリモク家具による「Circle Bench」が居場所を生み出す中で、 Haruka Shojiによるカーテンは、機能的に空間を仕切りつつ、ラボ全体に包容力のある柔らかなフィルターをもたらす。 studioBOWLによるカスタムホワイトボードと黒板は、即興的なアイデアを可視化する「遊び」と「機能」を両立させ、ユニークなシルエットはSF映画のバディのような存在となっている。 訪れるたびに家具が移動し形を変えて使われるその光景に、躍動感やエネエルギーを感じることができる。 この場所が、南極の氷から宇宙の謎を解明する研究者たちの創造性を刺激し、 新たなイノベーションを生み出すLABとなることを願っている。

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