




補足資料

PROJECT MEMBER
DATA
- ビルディングタイプ
- 共同住宅・集合住宅・寮
- 工事種別
- リノベーション
- 延べ床面積
- 111.57㎡
- 竣工
- 2025-09
CREDIT
- 撮影
- 鈴木研一
- 設計
- 鈴木雅也建築設計事務所
- 担当者
- 鈴木雅也 / 細川祐人
- 施工
- 株式会社参創ハウテック
都内の築50年経つマンションの一住戸のリノベーション。床面積が100㎡以上の広さを持ち、間口である南北方向に長い平面形状である事で工事費用や採光状況においての課題があった。 そこで、簡易リノベーション(内装の貼替工事)、部分リノベーション(既存下地を活かした造作工事)、フルリノベーションの3つの工事規模に平面を区分した。 簡易リノベーション範囲は、玄関土間を挟んだ離れのような区画とし、まもなく家を出ていくであろう子供達の為の部屋とした。壁は部分的に日本の伝統色である芥子色や岩井茶で塗装を施し、色の強い既存内装と調和させた。 フルリノベーション範囲は、使いやすく間取りを大幅に変える必要のある水廻り区画とし、内装や設備は性能を重視しながら既製品を選定している。 部分リノベーション範囲は、居間・食堂・主寝室の主要室とし、既存下地を生かす事で、造作工事の費用割合を増やし、ディテールや素材にこだわった。全体がワンルーム空間となっており、天井の高さの緩急により、用途に合わせた居場所を設えた。 このように、それぞれの工事規模と空間の用途や機能、将来的な変化と紐づけることで、予算と空間の質のバランスをとっている。 採光の問題については、鏡による光の反射を利用して解決を試みた。窓に対して45度となるように、ハの字に2枚の鏡を設置することで、光を暗い空間まで届けている。 また、斜めの鏡は、視線の広がりも生み出し、迷宮のような不思議な空間を演出してくれた。 工事規模の違いで生まれる既存内装と新設内装との取り合いにより、過去と現在が融和したインテリアとなった。築年数のある住戸ならではの、表情豊かな住まいになったのではないだろうか。
