PROJECT MEMBER
DATA
- ビルディングタイプ
- その他オフィス・企業施設
- 構造
- 木造
- 工事種別
- 新築
- 延べ床面積
- 496.01㎡
- 竣工
- 2025-05
CREDIT
- 撮影
- 中村風詩人
- 設計
- KADO一級建築士事務所
- 担当者
- 大橋
- 構造設計
- 株式会社エヌシーエヌ
本計画は、企業の持続的な成長と働き方の変化に対応するため、木造2階建ての木骨ラーメン構造(SE構法/エヌシーエヌ)による本社屋として計画しました。 1フロア約200㎡の大きなワンルーム空間を基本とし、用途ごとにパーテーションで緩やかに区切ることで、組織編成や業務内容の変遷にも柔軟に追随できるフレキシブルな構成としています。 2階には、会議室や個別のリモートブース、集中して作業できるプライベート空間を配置し、業務の性質に応じて働く場所を選べる環境を整えました。男女が共に使用するオフィスとして、トイレの配置計画や動線には特に配慮し、来客・社員それぞれが無理なく利用できる構成としています。また、会議やオンライン業務に支障が出ないよう、遮音計画にも十分な検討を行いました。 床にはシステムフロアを採用し、配線やレイアウト変更への対応力を高めるとともに、日々の事務作業における快適性と効率性を追求しています。空調設備についても、各ブースや用途ごとに細やかな調整が可能な計画とし、働く人それぞれにとって心地よい室内環境を実現しました。あわせて、セキュリティにも配慮し、多様な来訪者や社員の動線が交錯しても安心して利用できる建物としています。 建物全体のデザインには、木軸の大断面集成材を用い、一部の構造体をあえて内部に表すことで、木の温もりや素材感を感じられる空間としました。北側ファサードには、1・2階を貫く全面サッシをランダムに配置し、内部からも外部からも視線が抜ける、開放感のある表情をつくり出しています。 環境への配慮と働きやすさ、そして企業の姿勢や価値観が建築として表れること。木造本社屋という選択が、SDGsへの取り組みと企業イメージの向上の双方に寄与する建物を目指しました。
