Fronde Basali

ビルディングタイプ
オフィスビル

補足資料

平面図
図面
ダイアグラム
ダイアグラム

DATA

CREDIT

  • 撮影
    植村崇史
  • 設計
    花井奏達建築設計事務所
  • 担当者
    花井奏達
  • 施工
    吉富工務店株式会社

RC造2階建ての小さな建物をオフィスへリノベーションした。 場所は愛知県名古屋市東部の歓楽街近く、商店街通り裏手にある。周辺は個人経営の小さな飲食店や商店の点在する住宅地である一方、大学病院や高層マンション・商業施設からなる複合開発エリアにも近接し多様な表情を持つ地域である。 正面は幅員6mの道路に、裏手は駐車場をはさんで商店街通りに面する。1階の通り側から階段を上がると、2階裏手側の窓からは商店街通り越しに、中心街方面に抜ける風景がよく感じられる。 通りから街の風景につながる体験を建築にした。 通りに面した1階の外壁とサッシは撤去して間口一杯を開口にし、通り、内部の階段、街の風景を繋ぐ垂直的なシークエンスをつくった。2階天井はアルミガラスクロス貼りグラスウールで断熱補強、階段の内装は、断熱材仕上と同じくアルミ層を形成するシルバー塗装で仕上げた。反射により両側の外部の光や街の雰囲気を室内に浸透させ、建築と都市環境の境界を曖昧にし、コンパクトなオフィスに広がりを持たせた。 さらに、階段からそのまま内部をめくって裏返すように、通りに面した外壁面もアルミ塗料で仕上げ、内部で行った操作をファサードにも連関させた。 2階には最低限の什器を設えた。安価で汎用性の高い杉の下地材と合板で構成し、既存の構造フレーム、木製フレームの什器、本や資料などの氾濫するモノたちを、雑多な街の風景と等価に並べた。1階には通りに面した空間をくるっと円弧状に包むようにカーテンを掛けて、都市の隙間にポケットのような場所をつくった。 正面の通りと裏側に広がる街の風景をつなげることを手掛かりに、加える所作を既存や先手に連関させていくことで建築の全体性を獲得させた。

物件所在地

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