




敷地の向かいに小野川と星岡山を望む。山・川・神社・公園などおそらく長い将来変化しないであろう環境を求め土地探しを続けた末、めぐり合わせた土地だ。まずは、背景となる小野川や星岡山に溶け込むような、自然で小ぶりな佇まいを心がけた。そして、建築そのものが主体となることなく、風景としての美しさが生まれることが理想だ。 私たち家族にはさほど大きな家は必要ない。アトリエ兼住居ですので、居住スペースと仕事スペースの程よい距離感を探りつつ、家族四人で肩を寄せ合って暮らしていきたいと考えた。街や風景を感じ、光と風を感じ、四季を感じながら、日々の何気ない営みを丁寧に暮らしていきたいと願っている。 狭い所、開けた所、明るい所、暗い所。一気にすべてが明らかになるのではなく、予感を感じながら次々と展開していくシーンの連続。朝から晩、春夏秋冬、5年後10年後・・・と多様な時間軸の中で豊かに変容していく建築。 その一瞬一瞬が奥行と豊かさに満たされますように。
