世木公園管理事務所

ビルディングタイプ
その他公共施設

補足資料

リニューアル前の写真
その他
平面図
図面

DATA

CREDIT

  • 撮影
    八杉和興
  • 設計
    赤熊宏紀建築設計事務所
  • 担当者
    赤熊宏紀、
  • 施工
    株式会社 新建築総合
  • 構造設計
    海野構造研究所

世木公園では令和3年6月まで円形の釣り池が運営されていた。利用者の減少や施設の老朽化に伴った管理棟も含めた公園全体をリニューアルする計画である。 規模としては200㎡程度の平屋、機能としては公園の「管理事務所」及び「公衆トイレ」、「倉庫」加えて、雨天時や日差しの強い日でも「子供が遊べる屋根付き広場」が求められた。あわせて、夜間のセキュリティや子供の安全性への配置のため管理事務所はフェンスで囲う・道路からの管理動線も明確に作る外構計画となったため『裏を伴いつつ、効果的な開き方』を模索することにした。 本公園は北から1850m続く西三荘ゆとり道【河川】から鶴見緑地【海】に繋がる結節点【河口】に位置し、この場所はたくさんの人が交わる汽水域となるポテンシャルが秘められていると感じた。一方で、既存の地形や植栽はある程度踏襲されるものの、公園の核であった円形の『釣り池』は大量の土砂で埋め立てられ、大きなコンテクストは失われたと言わざるを得ない状況でもあった。必然的に建築自体も核になるような魅力を帯びる必要があるのではないかと感じていた。 平面計画だけを見ると風変わりな建築に着地した。形状は3mモジュールの正三角形をベースに構成された一辺21mの正三角形。プランも正六角形・正三角形・等脚台形である。余談だが、事後確認すると【angle:魚釣りをする/triangle:三角形】であった。 西側の西三荘ゆとり道、南側の鶴見緑地、北西の交差点に対して正三角形の2辺を開きつつ、東側の管理動線の利便性を兼ね備える形となっている。 必要諸室が占める割合は少なったこともあり、全体としては広場を内包した大きな東屋のような建築となっている。 加えて、正三角形の大屋根に対して三脚のように耐力壁(六角形と等脚台形)を配置することで安定した構造となっている(倉庫と多機能トイレ部は軒と干渉しない非耐力壁の雑壁としている)。また、屋根はトラス構造とすることで部材寸法を小さくでき、ピロティの柱を減らすことにも寄与している。 主に子供たちを想定した利用方法がスタート地点ではあるが、幅広く使えるようなおおらかな空間になるように心掛けて設計したつもりである。これから、草木が芽吹いていくように様々な活動が展開されていくことを期待している。

TAGS

8

物件所在地

8