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本計画は、借景を望むテラスを起点に、内と外、上下階、家族の気配が立体的に連続するコンテンポラリー住宅である。 木造2階建て・延床46坪のスケールの中で、暮らしの中心を1階LDKに据え、テラスと一体化した開放的な空間構成とした。 リビングは2階空間と吹き抜けでつながり、視線と光、そして家族の存在が上下階を越えて行き交う。 1階にはLDKとともに、水回り(洗面・トイレ・洗濯室・1616サイズの浴室)をキッチン近接で集約配置し、家事動線を最短化した機能性重視の計画とする。 小さな子供にも目が届くLDKのスケール感と、吹き抜けによる開放性が、安心感と伸びやかさを両立させる。 LDKから2階へと導くストリップ鉄骨階段は、空間を分断せず、光と視線を通す装置として住まいに軽やかな緊張感を与える。 2階廊下は子供部屋へと至る動線上にライブラリーを設け、リビングや借景、家族の声を感じながら、ふと佇むことのできる中間層とした。 2階奥には主寝室と大きなウォークインクローゼットを配置し、連続するバルコニーが日常から距離を取るための静かな領域を形成する。 アプローチはガレージと一体化したピロティーとし、駐輪スペースを兼ねながら、シャッターを閉じることで外部から守られたプライベートな安全空間へと切り替わる。 ここは子供が安心して遊べる半屋外の場であり、街と住まいの間に設けた緩衝領域でもある。 外観は暖色を含んだグレートーンと白塗りのツートンで構成し、過度な主張を抑えながらも、陰影と奥行きによって表情をつくる。 地域の街並みに自然と馴染みつつ、時間とともに深みを増す、静かなコンテンポラリーの佇まいを目指した。 本住宅は、装飾に頼ることなく、空間の重なりと動線の合理性によって成立する住まいであり、 家族の成長とともに関係性が更新され続ける、現在進行形のコンテンポラリー住宅である。
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