




補足資料








この家は、温度や光、素材や空気感を強く主張させるのではなく、 それらを重ね合わせることで、どこにいても家族の気配を感じながら、 やわらかく包まれて暮らせる住まいを目指して計画しました。 無垢材や左官仕上げなどの素材が、空間全体に穏やかな一体感を生み出します。 床や天井の木、左官壁、タイルなどの素材は、見た目の心地よさだけでなく、蓄熱性や調湿性といった“住まいの体質”を支える役割を担っています。素材そのものが熱を受け止め、ゆっくりと放つことで、空間全体が穏やかに整っていきます。 部屋ごとに切り替わるのではなく、空間が連続し、気配がつながっていく。 この家は、そこにいるだけで自然と力が抜ける、やわらかく包む暮らしをかたちにしました。 温度も、光も、素材も、空気も。すべてが主張しすぎず、静かに寄り添う。 住む人の暮らしを静かに包み込む住まいです。
