倉敷の二階 -焼鳥 かしわ屋こばやし-

ビルディングタイプ
バー・居酒屋
5
156
日本 岡山県

補足資料

窓開く
その他
再開発の変遷
その他
Site Plan
図面
料理するようにデザインする_しお
コンセプトイメージ
料理するようにデザインする_たれ
コンセプトイメージ
コンセプト模型
模型写真
既存写真
その他
階段写真
その他

DATA

CREDIT

  • 撮影
    黒岩七海
  • 設計
    田中亮平 / G ARCHITECTS STUDIO
  • 担当者
    田中亮平 / G ARCHITECTS STUDIO
  • 施工
    平林直也
  • 特殊施工
    大窪献二 / DOUGU
  • プロデュース
    岡田 崇 / tomorrows
  • プロジェクトリーダー
    岡野 宙 / 玉井 竜介 / モトヤフーズ
  • クライアント
    小野新太郎 / モトヤユナイテッド

敷地は倉敷駅前の有名焼鳥屋。「焼き」と「たれ」という焼鳥の調理プロセスを、建材の表情変化として空間に落とし込み、特別感ある個室へと改修した。 本計画は、岡山県倉敷駅近くに立地する焼鳥店の二階部分のみを対象とした改修プロジェクト。再開発の波は地方都市にも容赦なく及び、この界隈もまた例外ではない。数年前に完工した区画整理事業による計画道路の整備によって、古い木造二階建ての建屋は、拡幅された道路の真正面に、半ば唐突に姿をさらすことになった。 この偶然のような立地条件を、計画の起点としたいと考えた。建物正面の二階に穿たれた「窓」と、二階へと導く階段沿いの「壁」を主要なデザイン要素として際立たせ、通りから二階へ人を誘う。 ―調理するようにデザインする― 以下に具体的な操作について述べる。まず「壁」には、Amazonで購入した銅箔テープをオーブントースターで焼き、熱変色させたものを工場で短冊状に加工し、現場で貼り付けた。次に「窓」には、焼鳥のたれを想起させる表情を与えるため、ポリカーボネート板を樹脂染色剤などで煮込み染色し、二階窓の目隠しパネルとして設置した。既存の古屋にインストールされた「壁」と「窓」は、夕暮れ時に浮かび上がる視点場となり、二階へと客を導く装置として機能している。 決して潤沢なコストをかけられるプロジェクトではなかった。しかし再開発やタワーマンションに象徴される経済至上主義とは異なる価値観として、都市に小さな楔を打ち込めないかと考えた。結果として、区画整理がもたらした都市の歪みが、逆説的に建物の魅力を増幅させることとなった。

物件所在地

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