スゴイサウナ 東麻布

ビルディングタイプ
公衆浴場・銭湯
4
194
日本 東京都

補足資料

FLOOR PLAN
図面

DATA

CREDIT

  • 撮影
    -
  • 設計
    株式会社Discord

スゴイサウナ東麻布店では、日本に古くからある曲線技法「てりむくり」を軸に、身体が空間を理解していく体験をつくり出している。 てりむくりは、かつて銭湯や神社仏閣の門構えに用いられてきた技法であり、人を内へと迎え入れるための、やわらかな境界として機能してきた。 本計画では、その意味性を引き継ぎ、てりむくりを銭湯文化と現代のサウナ体験をつなげる役目として再解釈している。 あえてすぐに先が見えない空間を挿し込み、感覚が前に出てくる体験をつくりだす。 入口から内部へと進むにつれ、曲線は人を誘導する。 壁やカウンターの位置関係は視界を遮りつつも、不安ではなく好奇心を生むよう調整されている。 その先に何があるのかを確かめたくなり、身体は自然と前へ進む。 曲線は形ではなく、回遊そのものをデザインするための装置として機能している。 現代の中に現れた昔ながらの銭湯の景色。 そこから立ち上る湯気を、てりむくりの曲線として抽象化した。 てりむくりの連続に包まれた曲折空間は、湯気をかき分けるように進む感覚を生み出し、身体が空間を理解していく。 このサウナが目指したのは、単なるリラクゼーションではない。 日本の銭湯文化が持っていた、人と空間、そして身体の関係性を、現代的な解釈で再構築することだ。 てりむくりに導かれた動線の中で、人は思考ではなく感覚に身を委ねていく。 その体験は、サウナを出た後も身体の奥に体験として残り続ける。

物件所在地

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