




補足資料






PROJECT MEMBER
〇被災地のこれからの活動拠点となる場所をつくる 岩手県野田村、道の駅の移転計画です。もともとは三陸鉄道の駅と一緒に道の駅がありましたが、震災復興の中で三陸道が開通し、交通量や北三陸の移動の様相が変わったことから、SA のようにも利用される道の駅として、IC のすぐ横に移転するプロジェクトです。 〇村の玄関に透明な民家をつくる 村に残っている民家を参考に、心に残るカタチを目指しました。民家を立面方向で棟・屋根・下屋の要素に分解し、それぞれの間に隙間を設け、光が入り視線が抜ける、透明な民家をつくりました。 〇まず建物が目に入り、活動も見えやすい配置計画 敷地はL 字をしており、入隅の後ろ側には山があります。一般的な、主要道路に面して手前に駐車場がある配置では建築が山に隠れてしまうため、建築を道路沿いに横一文字に建てることで、まず建築が人々の目に入り、また、内部での活動や軒下のイベント等が道から見えやすくなります。車の出入りを脇道からとして、主要道路の混雑を緩和しています。 〇100 年後も使い変え続けられるベースととなる骨格 構造は鉄骨造とし、運搬コストを意識した8m×8mのラーメンフレームから、四周に4.5mの片持ち梁で庇を出す構成とし、基礎を減らすことでコストを減らしています。壁は全て非構造壁とすることで、計画の変更や更新のしやすい計画です。将来的な配置換え、や用途変更、災害時についても考慮した構造です。 〇穏やかな環境をつくる断面構成 下屋- 屋根- 棟の間のハイサイドライトは、食品も扱う室内への直射日光を防ぎつつ、室内を明るくします。標準的な仕様よりも屋根の断熱材を厚くし、寒暖差の大きい環境のランニングコストに配慮している。 〇50m の細長いワンルームのホール空間 平面は、大きな細長いワンルームの中央にレジとインフォメーションが合わさた大きなカウンターを設置し、そこから東に飲食関係、西に物販関係、その奥に裏方を配置した分かりやすく可変的な構成です。中央から周囲に片持ちで張り出した周囲の下屋の庇下に、水回りや裏方など、機能的な諸室を配置し、基礎大梁に貫通が無く、更新をしやすくしています。 〇WS を通して使い方を育てていく 約1 年半の設計期間において、施設目標の整理を行った上で、前半は建物の骨格を、住民や村を訪れた人にどのような立ち姿が映るのか、時間がたっても野田村らしさを現し続けるカタチをフィールドワークやWS を通して決定しました。後半は、下屋の機能や使われ方を検討しながら醸成していくため、他の課や地域住民への個別ヒアリングを多数行い、運営のためのWS も行うことで、周知や関係者を増やし、将来の展望を検討しました。