




PROJECT MEMBER
「黒いモダンな家を」という施主の想いを、歴史ある街並みの静謐に溶け込むよう、伝統素材を用いることで応えました。焼杉や掻き落とし、漆喰といった、大正・昭和から受け継がれる素材。職人の手仕事による微細な揺らぎが、単なる「モダン」では到達できない深い風情を醸し出します。 室内は深い軒に守られた光が、濃色の漆喰壁に静かに反射します。緻密に計画した床と天井のレベル差は、住まう人の視線を自然と外の借景へと導き、四季の移ろいを一枚の絵画のように切り取ります。 年月を重ねるほどに、素材は風合いを増し、住む人の愛着を深めていく。この家は、住まい手と共に歴史を刻み続ける、「生きた建築」です。
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