大阪に本社を置く眼科専門ディーラーARROWSの東京オフィス計画。
ここは単なる事務スペースではなく、眼科医療のスペシャリストである医師たちと、志を共有する空間であり、
機能的なワークスペースと、対話を深める商談エリアの機能が必要であった。
そこで作業する人が魅力的に見え、会社としての意思や決意を感じる、
ここへ訪れる医師との信頼関係を最大化させるための空間を追求した。
プランニングとしては、限られたスペースを閉鎖的ではない広々とした空間とするために、ワークスペースと商談スペースはガラスで仕切り、臨機応変に空間を使い分けることができるようにした。
マテリアル計画では、自然素材で手触り感のある温かみをもった珪藻土の壁天井とし、日々の業務に安らぎを与え、訪れる人を包み込む居心地の良さを表現。
一方で、精密さを象徴するようなステンレスは、扱う機器の精密さと、妥協のないプロ意識を表現。
2つの相反する素材を組み合わせることで、誠実さと温かみが共存する独自の空気感をつくった。
そこに設置するのは既製オフィス什器ではなく、カタログなどの収納やワークデスクは特注で製作し、
オリジナルでディテールにまでこだわった設えは、ARROWSが提供するサービスの質、ディーラーとしての丁寧な対応と高い専門性を表現しようとした。
訪れる医師に深い安心感を与え、信頼関係を築く、手助けとなるように心がけた。