DAIKI

ビルディングタイプ
オフィスインテリア
アワードバッジ
159
5,913
日本 東京都

DATA

CREDIT

  • 撮影
    見学友宙
  • 設計
    shirotokuro
  • 担当者
    田中 健太郎
  • 施工
    株式会社アロワーズ
  • 造作什器
    株式会社セイアローズ
  • 家具
    インターオフィス
  • クライアント
    Daiki Group

「未知と余白」をコンセプトに、未知の領域へ挑み続けるDaiki Groupの企業姿勢を空間へと昇華した。未知とはこれから向かう領域であり、余白とは単なる空白ではなく、未来の可能性を受け入れるための器である。この二つの概念を空間構成の根幹に据え、用途ごとに完結するのではなく、常に次の場へと緩やかに連なっていく環境を目指した。 空間を移動するなかで視点や身体感覚は緩やかに変化し、事業が未知へと拡張してきた時間の流れをたどるような体験を生み出している。あらかじめ用途や振る舞いを規定しすぎないことで、使い手の行為や解釈を受け止め、日々更新されていく余白を空間に残した。 オフィスへと至るファサード、エントランス、回廊は、美術館やギャラリー、庭園のような「余白」の場として計画した。働く場へと意識を切り替え、思考を整えながら未来を想像するための「間」となる。空間の構成と質量、左官の風合い、光と影の移ろいを丁寧に整え、量塊と明暗が緩やかに移ろう空間をつくることで、訪れる人々の感情や思考を静かに受け止める場としている。 メインとなる空間では、左官や塗装、大理石、モルタル造形、火山灰を原料とするパネルを、質感と時間が織りなす素材のグラデーションとして構成し、事業の変遷と時間の蓄積を空間へ映し出した。さらにガラスとミラーを介して、映り込みによる視覚的かつ空間的な広がりを生み出し、周囲の風景や人々の営み、時間とともに移ろう光を重ね合わせ、風景のレイヤーを形成し、開放的な瞬間を視覚的な風景として浮かび上がらせる知覚的ランドスケープを生み出した。 静的で普遍的な借景と、流動する日常の風景が空間全体で交わり、偶然の会話や沈黙のなかから、新たな関係性や発想が育まれていく。建築と人の活動を切り離すのではなく、互いに影響を与えながら時間とともに新たな風景を育む環境を目指した。 このオフィスがひとつの完成形に留まることなく、Daiki Groupの思いとともに更新され、未知への挑戦を受け止めながら、未来の可能性を育む「余白」として在り続けることを願っている。

物件所在地

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