Fans-Forest-Ishigaki-Lab

ビルディングタイプ
その他オフィス・企業施設
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日本 沖縄県

DATA

CREDIT

  • 撮影
    田中 健太郎
  • 設計
    shirotokuro
  • 担当者
    田中 健太郎
  • 施工
    クリフトエイド株式会社
  • 建築設計
    SW建築設計事務所 / 南波正幸
  • クライアント
    システムサービス株式会社

石垣島の海岸線に近い丘の上、雄大な自然が眼前に広がる場所。社員の方々が利用する会社の福利厚生施設として都会では経験し得ない時間や自然を通して外界とのつながりを意識し、安らぎと新たな発想を得る場となるような空間にするという思いから始まったプロジェクト。 安らぎを得るという点で大切なことは時の感覚のゆらぎと、身体感覚を通した体験であると考え、五感を通じて外とのつながりを感じ取れる「白-はく-」の空間をコンセプトに構成することとした。その方法として空間が本来持つ特徴を見つめ直し、身体的な視点から要素という余白を作り、滞在すること何気なく感じる身体的意識の変化を体験できるような設計をしている。 今回は人々が長く滞在する場所に置かれた窓を作品と捉え、そこから見える風景や流れ込む風、音、そして香りを十分に感じ取れるよう考慮し、配色構成をシンプルにしつつ素材を吟味した。共通の素材を使用しながらもそれぞれの空間を引き立てるよう設計している。また気象条件が変わりやすく通年湿度が高い環境であること、そして地域自然環境との融和という部分からも機能性、恒久性、還元性のバランスを意識した素材選択をしている。玄関からすべての部屋に通じる床と壁は、ギャラリーのような白をベースに素足で歩くことで得られる感覚と快適性と恒久性をもつタイルと、土のような表情で空間に資格的変化と湿度を整えるしっくい素材を採用。湿度対策として地元で使われていた食器棚の網棚のアイデアを造作家具へ取り込み、その土地の風土も取り入れたピースの一部としてデザインした。また視点感覚として地面に近い感覚を想起させるよう、床をフラットとして家具の高さを低く抑えるなど細かな設定も施している。自然の中で過ごす感覚を余白として設定し、ひとつひとつ丁寧に整えることで今回の目的を体験できる場になったのではと感じている。 自然環境に近い場所に見を置くことで、五感使いつつもそれを補うことで心と体に余白を与える。この場を離れ、日々の暮らしや働き方のあり方を見つめ直し、新たなものをつくり考えるあらたな余白を作る場として長く愛されることを願っている。

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