




DATA
- ビルディングタイプ
- その他オフィス・企業施設
- 工事種別
- リノベーション
- 延べ床面積
- 3620㎡
- 竣工
- 2025-05
CREDIT
- 撮影
- NAOKI MYO / MOv
- 設計
- ludo
- 担当者
- TETSUOMI HATAKEYAMA
- 施工
- GRANDIR
かつて鍛冶職人の集う「鍛冶町」と、藍染めを生業とする「紺屋町」が隣り合って存在していた神田のまち。 本計画は、その土地に刻まれた歴史的な関係性に着想を得て、「寄り添う」という概念を空間の主題として構築した。 空間構成の軸となるのは、まちの記憶を象徴する「紺色」と「金物」という二つの要素である。 鍛冶町と紺屋町が肩を並べて存在していたように、紺色がもつ静けさと、金属素材のもつ硬質な質感が、対立することなく空間の中で共存し、互いを引き立て合う関係をつくり出している。 紺色はタイルやファブリックへと展開され、空間全体にやわらかな統一感をもたらしている。 また、自然石や和紙照明、植栽といった和の要素を随所に取り入れることで、この土地が内包してきた時間の層をすくい上げ、素材のラフさの中に静かな余白を与えている。 1階のカフェエリアと2階のオフィスエリアは、既存の構造体に沿って緩やかに構成され、用途の違いを超えてひとつながりの空気感を共有する。 街の記憶を受け止めながら、これからの営みにそっと寄り添う場所となることを目指した。
