高宮のリノベ

ビルディングタイプ
共同住宅・集合住宅・寮

DATA

CREDIT

  • 撮影
    exp Atsushi Shiotani
  • 設計
    スタジオモブ
  • 担当者
    中尾彰宏
  • 施工
    若杉建設
  • 電気工事
    content
  • 金物工事
    カモクラフト
  • 家具施工
    LIDEAM
  • 照明
    Modules
  • CEMHER
    STUDIO ANAGRAM
  • 家具
    E&Y / eel
  • カーテン
    fabrics cape
  • 衛生器具
    ARC-X / VISANTE
  • 植栽
    relier
  • フローリング
    東京工営
  • タイル
    AGORA 国代耐火工業所 / RIVIERA

―「領域」をめぐる空間実験― 約150㎡に及ぶビンテージマンションの一室を対象に、「領域」をテーマとしたリノベーションを行った。 本計画では、住まいを単一用途の連続体としてではなく、多様な場が重なり合い、にじみ合う集合体として捉えて設計している。 空間は、切り取り方によって異なる性質を持ち、ある瞬間にはキッチンスタジオとして、またある瞬間には住まいの中心となるリビングダイニングとして、あるいはカウンターによって緩やかに区切られたオフィスやギャラリーとして立ち現れる。 人は何をもって、その場所の性質を定義するのか——その問いが、本計画の根底にある。 特に注目したのは「天井」という要素である。 一般的にフラットに仕上げられる天井を、構造体(スラブや梁)の論理とは切り離し、独自のルールを持つ存在として再構成した。 それは照明を内包する箱であり、浮遊する収納造作であり、空間に高低差とリズムを与える装置でもある。 天井が単なる仕上げではなく、身体感覚に作用する「装置」として振る舞うことで、視線や動線、居場所のスケールが変化し、結果として複数の身体的な領域が空間内に生まれていく。 この住まいは、機能によって規定される場所ではなく、身体感覚によって更新され続ける「領域」の集合体である。

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