PROJECT MEMBER
DATA
- ビルディングタイプ
- 共同住宅・集合住宅・寮
- 工事種別
- リノベーション
- 延べ床面積
- 147.04㎡
- 竣工
- 2024-04
CREDIT
- 撮影
- exp Atsushi Shiotani
- 設計
- スタジオモブ
- 担当者
- 中尾彰宏
- 施工
- 若杉建設
- 電気工事
- content
- 金物工事
- カモクラフト
- 家具施工
- LIDEAM
- 照明
- Modules
- CEMHER
- STUDIO ANAGRAM
- 家具
- E&Y / eel
- カーテン
- fabrics cape
- 衛生器具
- ARC-X / VISANTE
- 植栽
- relier
- フローリング
- 東京工営
- タイル
- AGORA 国代耐火工業所 / RIVIERA
―「領域」をめぐる空間実験― 約150㎡に及ぶビンテージマンションの一室を対象に、「領域」をテーマとしたリノベーションを行った。 本計画では、住まいを単一用途の連続体としてではなく、多様な場が重なり合い、にじみ合う集合体として捉えて設計している。 空間は、切り取り方によって異なる性質を持ち、ある瞬間にはキッチンスタジオとして、またある瞬間には住まいの中心となるリビングダイニングとして、あるいはカウンターによって緩やかに区切られたオフィスやギャラリーとして立ち現れる。 人は何をもって、その場所の性質を定義するのか——その問いが、本計画の根底にある。 特に注目したのは「天井」という要素である。 一般的にフラットに仕上げられる天井を、構造体(スラブや梁)の論理とは切り離し、独自のルールを持つ存在として再構成した。 それは照明を内包する箱であり、浮遊する収納造作であり、空間に高低差とリズムを与える装置でもある。 天井が単なる仕上げではなく、身体感覚に作用する「装置」として振る舞うことで、視線や動線、居場所のスケールが変化し、結果として複数の身体的な領域が空間内に生まれていく。 この住まいは、機能によって規定される場所ではなく、身体感覚によって更新され続ける「領域」の集合体である。