




PROJECT MEMBER
さいたま市内の住宅密集地にある狭小地でのパッシブデザインと、快適で楽しい暮らしの可能性を当社代表の自邸兼事務所にて実践した住宅です。 敷地はさいたま市内の住宅地。東に小さな用水路と遊歩道、南と西は3階建て住宅4棟に囲まれ、幅員4mの私道に2.1m接道する台形の狭小地。 建物構成は1階はビルトインガレージと事務所、2階~3階は住居、4階は塔屋と屋上庭園。SE構法によりガレージハウスと屋上緑化を実現しています。 ●プランと暮らし:住まい手の望む暮らしは「緑と地域と接しながら、好きな物に囲まれ好きなことを楽しむ暮らし」。そこで東側の遊歩道に面した場所を小さな庭とし、手入れ中に道行く方と挨拶を交わしたり、イロハモミジやコナラなど落葉広葉樹で住まい手も地域の方も季節を感じられる場所としました。2階のLDKは東の遊歩道側に大きな開口とベランダを設け解放感のある空間に。用水路と庭の木、ベランダをつたうアケビが繋がることで野鳥の訪れなど身近な自然も楽しめます。屋上は20帖ほどの広さにウッドデッキと畑に。野菜、ハーブ、果樹を植え季節の草花や収穫を楽しめます。またコンポストを設け日常生活から発生する野菜くずを活用しています。近隣からの視線も気にならないプライベートガーデンです。 ●パッシブデザイン:残念ながら南側は3階まで隣家が近接しており日照取得が望めません。そこで唯一、直接の日照取得が可能な4階塔屋の南側の窓ガラスには他階のLow-Eガラスと異なる普通のペアガラスのサッシを採用、床に貼ったレンガに蓄熱させます。ここで集めた熱を階段室を利用して各階へ送り暖房の補助にしています。夏は北面以外はブラインド、窓外のすだれ、つる性植物の緑のカーテンで日射が入ることを防ぎます。エアコンは2階のLDKの1台のみですが、送風機や薪ストーブも併用し快適に暮らせています。 ●経年美を楽しむ素材づかい:耐久性に優れた出来る限り持続可能な材料を選択。内外部仕上げもメンテナンスが容易にできることを基準に選択し、外壁には信州唐松材と国産漆喰、鉄平石を使用。40年程度は最小限のメンテナンスで済むことを狙っています。 「楽しい暮らし」を実現する土台である家の重要性を、作り手自らが体現した住まいです。

