




地域へと水を配る円形の分水と、芝生の広場に面した地域住民のためのパブリックスペース。その散歩道に面してレンガ敷きの土間空間を設け、まちと暮らしをやわらかく繋ぐ縁側のような場を設けた。腰を下ろし、立ち話を交わす——そんな何気ない日常の風景のなかに、ささやかな交流が自然と生まれることを意図した。 それぞれの居場所には、季節の移ろいを映す桜と水の気配を取り込み、まち、水辺、桜の木々へと視線がほどけていく構成とした。風景との距離が少しずつ変化するなかで、住まう人が風景に身を預け、時間の流れとともに暮らす。そのような「暮らしの器」となることを目指した。
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