




PROJECT MEMBER
スチールメーカー・カツデン株式会社の大阪オフィス/ショールーム移転プロジェクト。 本計画では、プロダクトデザイナー・三丸拓也と一級建築士・上島直樹の協働により、空間提案を行った。 商品開発の実験の場として、置き家具はすべて自社によるスチール造作で構成している。 奥行きが深く細長い既存空間の特性に対し、展示台から執務デスクまでを連続させた大テーブル状の什器を計画し、正面奥の開口に向かって一直線に伸びる構成とした。視線と動線を自然に奥へ導くことで、限られた空間に広がりと一体感を生み出している。 内装は最低限の手入れにとどめ、自社製作のプロダクトそのものが空間を規定する、ショールーム兼オフィスのあり方を模索した。 スチールの赤みを帯びた色調は、カツデン株式会社の工場がある島根県益田地域の石州瓦の色味をモチーフとしている。 テーブル、チェア、ソファ、ベンチにはすべてキャスターを備え、用途に応じた柔軟なレイアウト変更を可能とした。 また、ウォールアートには工場で生じた端材を活用し、素材や製造背景を空間の一部として表現している。