十三の歯科医院

ビルディングタイプ
医療施設

DATA

CREDIT

  • 撮影
    多田ユウコ
  • 設計
    タカラスペースデザイン株式会社
  • 担当者
    藤井智大
  • 施工
    タカラスペースデザイン株式会社

大阪市内の歯科医院 歯科医院が乱立するエリア内で、一般的な保険診療のみならず矯正などの自費診療も行う事から、華美さに頼らない品格と他医院との差別化を図った。 一般的な歯科の場合、医療機械以外にユニット間にパーテーションを設けてそれに合わせるようにダウンライトが配当される。受付や待合付近では椅子やソファ以外にも、記入用のカウンターなど小さな家具や案内書や薬品などの小物が置かれ、医療施設であるが雑然とした印象の空間が多い。 そこで今回は内装という限られたスケールの中で、様々な要素を整理してボリュームや意匠的な形状に落とし込んでいく事で、品位や清潔感を感じる歯科を目指した。 段差や掘り込みを設けたマッシブなボリュームに、受付やカウンターなどの要素を組み込む事で、ひな壇に薬品を陳列する仕掛けをつくったり、カウンターが無造作にポンと置かれて雑然とした空間になるのを避けた。診察エリアではユニット間のパーテーション機能を、下がり天井と一体的につくった建築的な様式にする事で、そのレイヤーやプロポーションで奥行きを与える空間の要にした。照明も天井にライン状のものを組み込み、一体的で雑然としない天井を心がけた。 マテリアルは種類をなるべく絞り、ボリュームの陰影や診察パーテーションの骨格を意匠に生かすたに、程よく重厚感を出すためのタイルや一体的に造作に合う吹き付け塗装を主に用いた。部分的に木質を取り入れて奥行きや落ち着きを感じる空間を意識している。 この造作的の一体化やミニマルな素材感で雑然さを消し、陰影や立体感を主とした品位ある歯科医院を目指した。

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