The Round Corner

ビルディングタイプ
カフェ
10
1,051
台湾 Tainan City

補足資料

1F Plan
図面

DATA

CREDIT

  • 撮影
    YHLAA Photography
  • 設計
    air matters / Right Angle Architects
  • 担当者
    Cyrus Wong / Hanna Kuo / Chia Chen Lu / Jenny Cheng i Lin / Emily Cheng

本計画「The Round Corner」は、「コーナー」という建築的要素を再解釈し、街区の転角の在り方を問い直すプロジェクトである。それは単なる敷地条件や都市の交点ではなく、人々が駐足し、座り、活動するための「都市の居場所」として計画した。 建築と街路の物理的な境界を消し去り、視線と機能がのびやかに連続する透明でパブリックな場を創出した。量体は軽やかに構成され、あたかも一本の壁だけで支えられているかのような印象を与える。地上階は街に開かれ、透明性の高い環境として、人々が自然に触れられる場となる。半屋外の中間領域は、L字型に深く張り出した庇によって生まれ、内外を自然に緩やかにつなぐ。この空間は、道行く人々を建築の懐へと招き入れる役割も果たす。 本計画のアイコンは、内外を貫く「環状の木製ベンチ」である。中庭から始まり、ガラス面を越えて室内へと連続するこのベンチは、内外の人々が同じ円弧を共有し、空間の対話を誘発するとともに、街路の緑や人々の動きをインテリアの一部として取り込む。 室内は、有機的な曲線のデザイン言語を継承し、天井照明、カウンター、展示棚へと連続的に展開される。分かれ、向き合う弧線が空間に緩やかな「収縮」と「開放」をつくり出し、利用者の動線を優しく導き、訪れる人々を穏やかな時間で包み込む。 マテリアルは低彩度の左官仕上げと淡い木質素材で統一し、華美な装飾は排している。素朴で純粋な質感が空間を包み込み、都市の喧騒から離れた穏やかな静けさを生み出している。

物件所在地

10