
PROJECT MEMBER
鹿島市・肥前浜宿にある、かつて酒蔵として使用されていた蔵の改修。港町・宿場町として栄え、古くからの町並みが今もなお残されているこの地において、これまで施主が行なってきた地域資源を活用した地域づくりの活動の一環であり、町や酒造りの文化に気軽に触れる体験と共に、地域由来のアートや軽食を提供するカフェレストランの計画である。本計画では、既存蔵の特徴である縦長の不思議なスケール感を持った空間に対して、8mのアサメラの銘木板を中心に据えることで空間の重心を下げ、酒蔵の骨格を残したまま人々が集まり滞在できる場所としている。また、真壁の柱や頬杖、小屋梁などの線材が連続する酒蔵特有の空間構成を損なわずに居場所をつくるため、既存と調和した素材を用いたマッシブな形状をポイントごとに挿入し、奥行きのある巨大な空間に人のスケールが重なり合うことを目指した。
