




補足資料

PROJECT MEMBER
DATA
- ビルディングタイプ
- 共同住宅・集合住宅・寮
- 工事種別
- リノベーション
- 延べ床面積
- 70.2㎡
- 竣工
- 2025-12
CREDIT
- 撮影
- 株式会社Standard広告宣伝部
施主様の高いセンスとこだわりを細部にまで反映し、無骨さと温かみが共存するスタイリッシュな住まいにデザインしました。 まず住まいの顔となる玄関エリアは、お持ちの自転車を壁掛けで収納したいというご要望を軸に計画。床にはブラックタイル、天井と壁一面には躯体現しを採用することで、エントランスから圧倒的な個性を放つ無骨な空間に仕上げました。そこから続く廊下には柔らかなアール形状を取り入れ、シューズインクローゼットとの一体感を持たせるとともに、支給品のブラケット照明が印象的な陰影を演出します。 コスト面への配慮から、洗面室やウォークスルークローゼットの入り口にはあえて建具を設けず、アイアンのアーチ開口とカーテンを組み合わせることで、軽やかでデザイン性の高い動線を確保しました。 住まいの中心となるLDKへと続く床材には、施主様がセレクトされた塩ビタイルを採用。塩ビ素材でありながら本物のタイルのような立体感が足元に上質な表情を与えています。 リビングダイニングは、天井の一部を躯体現しにして直梁をダイレクトに見せることで、開放感と奥行きを演出。解体時に現れた状態の良いコンクリートの質感と、清潔感のある白クロスのコントラストが美しく際立ちます。 こだわりのテレビボード周辺では、躯体の質感に合わせて電源を鉄管配線とシルバーコンセントでまとめ、インダストリアルな雰囲気をプラスしました。 ダイニングには、金物を見せないインロー固定の白棚とラワン合板の下部収納を組み合わせた造作壁面収納を設置。キッチンの位置を調整したことで生まれた広々としたスペースには、お手持ちのテーブルが完璧に収まるよう現場で最終調整を重ねました。 また、生活の質を左右する水回りやワークスペースにも徹底したこだわりが詰まっています。 L型の造作キッチンは、温かみのあるラワン合板とクールなステンレスバイブレーション仕上げの天板を組み合わせ、ブラックの水栓やコンロは4口、レンジフードはコンパクトタイプを採用。キッチンの移設に伴い排気経路は調整が必要でしたが、きれいに納めています。 洗面室は、白タイルに赤の目地を効かせた遊び心のあるデザインに、ラワン合板の収納を添えて素材感のバランスを調整。 トイレは赤茶色の床材と粒感のあるクロス、支給品の埋め込み照明を組み合わせ、廊下からは段差が見えないよう緻密に設計することで、まるでカフェのようなプライベート空間を実現しています。 さらに、ウォークスルー収納を通った先にある寝室には、ウィリアム・モリスのクロスと青色のタイルカーペットを配し、内窓を採用することで静謐な安らぎを演出しました。 窓際のアイアンバーや、タチカワブラインドの「プレイススウィング」で仕切られたワークスペースなど、機能性とデザインが調和した、住まう人の個性を映し出す唯一無二の住空間が完成しました。

