studio behind by scenery

ビルディングタイプ
スタジオ
1
154
日本 東京都

補足資料

PLAN
図面

DATA

CREDIT

  • 撮影
    SHUNTARO
  • 設計
    CHINDON ARCHITECTS
  • 担当者
    MASAYASU SHINODA
  • 施工
    WITH WOOD

桜上水駅から程近く、住宅街にあるRC造の建物を撮影スタジオへ改修した。 約築50年の近代建築を感じるディテールが随所に施された建物であったものの、長年にわたる度重なる改修により、その痕跡が繁雑さとなって本来の空間の美しさを覆い隠していた。それらの痕跡を整理することで、空間の美しさを取り戻し、さらに撮影スタジオとしての新たな魅力の創出が求められた。撮影スタジオとなる空間には、大きな既存のハイサイドがあり、天井高3.5m程の高さから差し込む自然光によって、空間はまるで教会のような厳かさを纏っていた。 撮影ごとに機材でつくる人工的な光、厳かな自然光に加え、この空間に相応しいもう一つの光をテーマとし、ここでしかできない特別な空間を目指した。 「照明梁」 空間の片側から自然光が差し込み、その光が一番明るく照らす床面の直上に梁型の照明ボックス(=照明梁)を新設した。照明梁は既存ハイサイドと並行し、空間を横断する梁型形状となっている。日中は自然光が、夕方から夜にかけては照明梁の光が、照らされる床を介して切り替わり空間をドラマチックに変貌させる照明計画となっている。照明の形状は空間との調和を図り梁型とした。一方色は、床の青と対比させた赤とすることで、スタジオの新たなアイコンとしての役割を持たせた。 「ムラのある床」 既存の青色の塩ビタイルは経年による傷や汚れが目立ち、撮影スタジオとして使用上問題であった。そこでそれらの傷や汚れを隠すようにあえてムラのある塗装を施すこととした。半透明の黒を塗装することで、ハケムラを極端に表出させると同時に、既存の塩ビの青色や傷汚れが透けて見えることによる奥行き感を作り出した。ムラは見る角度や光の当たり方によって表情を大きく変える。スタジオ内の様々な光に呼応する、特別な仕上げとなった。

物件所在地

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