




PROJECT MEMBER
場所は“宝石の街”として知られる御徒町。雑居ビルの2階に宝石の研磨を行う工房を計画しました。 この計画は3階の宝石(原石)販売店「POKET BY KISHUN」と並行して進めたプロジェクトになります。 ご要望は、研磨工房という機能に加え、お客様が寛げるバーカウンターを備えた“見せる工房”にしたいというものでした。 そこでこの計画では、空間の主役を「研磨職人」に設定しています。 研磨作業そのものを“パフォーマンス”と位置付け、ニコイチで使用できる研磨ブースを2台、入口正面に据えました。上部には特注のスポットライトを設置し、4人の研磨職人が輝くための“舞台”をつくりました。 バーカウンターは円形テーブルと融合させることで、研磨台をモチーフとした象徴的なデザインとしました。舞台と相対する位置に設置することで、寛ぐ場であると同時に、パフォーマンスを鑑賞する観客席としての役割も果たします。 円形テーブルは、アーティストが舞台から降りて観客を鼓舞するように、職人とお客様が宝石について語り合い、新たな出会いが生まれる場として計画しました。 壁・天井・サッシにはほとんど手を加えていません。 過度な装飾を排し、主役である職人と宝石の輝きが際立つ環境を整えました。 原石が光へと変わる瞬間。 その時間と技を共有するための’’舞台’’としての研磨工房が完成しました。
