
PROJECT MEMBER
三代にわたり地域医療を支えてきた診療所を 四代目へつなぐリノベーションを行いました。 RC+S造3階建て かつては入院機能を備え、60年以上増改築を重ねながら 機能を拡張してきた建物です。 無床診療所となった現在、診療は1階のみで完結しています。 今回の計画では 建物に内在していた未利用空間を「余白」として捉え直すことを設計の主題としました。 既存の可能性を読み解きながら、光と動線を再構成しました。 待合にあった排煙トップライトを手掛かりに それに連続する折り上げ天井とルーバーを挿入。 自然光が降り注ぐような、明るい待合空間をつくりました。 曲面の壁とカウンターで動線をやわらかく整理し リブやスリットなどラインを反復し、空間のスケールを整えています。 外観もグレージュを基調とした落ち着いたトーンへ刷新。 エントランスには旧診療所の記憶を感じさせる素材を残し これまでの歴史と静かにつながる佇まいとしています。 呼吸器内科としてふさわしい 「深呼吸したくなる空間」をかたちに。 世代を超えて、地域医療を支え続ける診療所へと更新しました。
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