




補足資料

山裾の緩やかな谷部に佇むギャラリー。ギャラリーといっても周囲に点在する低層の住宅と波長を合わせるように、住宅らしい見た目とスケールで計画した。その住宅らしさの中にも、何か非日常的な空気感を感じられるように、グレーを基調とした外観と打って変わって、屋内は淡いトーンの中に光が随所から印象的に入り込む空間とした。淡いトーンの中でも光を強調するために、線的な要素として、吹抜け空間の柱、あえて手が届かないようにした間口いっぱいの棚、奥行きを大きめにとった窓枠などを設けて、光と影のコントラストが増すようにした。 コストを抑えつつも、統一感のある佇まいと住宅らしさの中にも非日常的な雰囲気を醸し出すようにするために、外観に関しては、既製品で構成しているが、金属類やセメント類などがもつ「シルバー・グレー」の既製品色を生かすために、各種材料のカラー選定はグレー・シルバーの一択として、迷いの無い選択ができた。グレー・シルバーの中でも、それぞれの製品、材料がもつ色味の差により、見た目にほどよい差異が生まれ、固すぎない印象の外観となった。
