




PROJECT MEMBER
和と現代が呼応する、京町家の新しい宿泊施設 古くからのまちなみを残す京都・丸太町。静かな路地に佇む町家を、現代の滞在スタイルへと翻訳しました。 歴史の痕跡として刻まれた梁や柱を丁寧に活かし、繊細な左官表現、籐の編み、木の素材感を結び直すことで、和の温度を纏うコンテンポラリーな旅の時間を深く味わうための、設えと余白を表現しました。 躯体の力を引き出す、骨格デザインとして、町家の時を重ねた柱や梁をあえて露出させ、二層の吹き抜けによるダイナミックな空間として構成。光と陰影が、構造体の造形美を際立たせます。 素材を編む、伝統と現代のバランス。籐編み、左官壁、障子などの伝統的な和素材に対し、金属・ファブリック・照明デザインを重ね合わせ柔らかく調和させ、和の端正さに、モダンさを加えました。 滞在の体験を立体的に。リビング、寝室、和室、中庭、浴室。 各空間を分断しない動線と視線計画により、滞在者が歩くたびに新しい気づきを得られる構成にしています。 小さな庭が切り取る京都の四季中庭は町家の空間の重要な構成要素。限られたスペースをしつらえることで、光・風・緑がそっと室内へとにじみ込みます。

