




PROJECT MEMBER
兵庫県神戸市に計画した就労支援施設B型オフィスの内装計画である。 本計画では作業訓練室を単なる作業の場として閉じるのではなく、街に対してひらかれた場として計画することを試みた。そこでビニールカーテンによって内外の境界を緩やかに設定することで空間の開閉を柔軟に切り替えられる構成とした。カーテンを閉じた状態では落ち着いた作業環境を確保しつつ、開放時には活動が街へとにじみ出し外部との関係が緩やかになる。物品の販売や小規模なイベントなど、用途を限定せずその時々の使い方によって空間の使われ方が更新されていくことを意図している。また天井にはポリカーボネート板をルーバー状に配置し、外光を柔らかく拡散させながら街並みや人の動きを反射させながら空間に引き込み、光や気配を通して内外が連続する環境を目指している。また既存の状況を可能な限り活かしながらコストバランスを調整し過度に閉じることのない余白のある空間を目指した。就労の場でありながら地域と関係を持ち続ける場所であること。本計画は空間を分けるのではなく、内と外の関係性そのものをデザインする試みである。
