三角屋根のオフィス

ビルディングタイプ
オフィスビル

補足資料

イメージパース
その他

DATA

CREDIT

  • 撮影
    佐久間ナオヒト / あきやまもとはる
  • 設計
    秋山元治建築設計事務所
  • 担当者
    あきやまもとはる
  • 施工
    株式会社スイコウ

〇機能の分解と再構築  既存住宅は切妻屋根やバルコニー、ALCの外壁という典型的な建売住宅である。この建物を大規模な模様替えに該当しない計画の中で、外観の形態を大きく変更せずに、要素の加減を行いながら住宅を事務所として変換させることを目的としている。 まずスケルトンと屋根、壁という要素を分解し、プライバシーの集合体からよりパブリックな外に開いた空間となる計画として再構築を図った。 空間を白い無機質な空間とすることで、家が持つ温かみを除き生活感を排除する計画とし、そこに事務所建築としての要素、連窓を設けることで住宅としての要素を低減させるとともに屋根と分節化をはかり、典型的な切妻屋根から幾何学的なマッスが浮かびあがるシンボリックな装いとしている。 屋根の軒先部分は既存の外壁から張り出した部分を切断し、新設の屋根を増設することでシャープな形態とし、より幾何学的形態を強調する計画としている。 バルコニーについては立ち上がりの高さを下げ、SUSフラットバーを笠木・水切りに設け、軒のスチールフラットバーとともに水平な連続性が協調されるようにしており、より連窓により大屋根が浮いたようにみせる効果をもたらしている。   〇スケールの変換、閉鎖的な個室空間からフェノメナルトランスペアレント(現象的な透明性)な空間へ  1Fを天井高さ2700、2Fを屋根勾配に合わせた天井高さを取ることで住宅の低いスケールからオフィスとしてのより開放的な高いスケールへとの変換を行った。 1Fは会議室と倉庫からなっており、会議室の引戸は開放することでエントランスホールを含めたフレキシブルな利用が可能な計画としている。 2Fはオフィス空間となっており、ワンルームのオフィスの中にパーテーションを入れ各室を区切ったようなプランとしている。1Fから2Fへの連続性、オフィス空間での一体性など施設のどこにいても人々の気配が感じられるフェノメナルトランスペアレントな透明性ある空間を計画している。 〇街のつながり  江戸川区一之江の環状7号線沿いに建つ本施設は、東側に環状7号線、西側に住宅街が連なる場所に挟まれた敷地となっている。環状7号線側は常に交通量が多く、道路挟んで目の前には企業の工場施設がある。  本施設においては環状7号線側においては、より企業をアピールするシンボリックなデザインとしており、逆に住宅街に面する西側においてはセランガンバツの塀などを設け木の温かみを強調した住宅街の景観に配慮したデザインとしている。まちのスケール、景観に配慮しながらまちと融合していく建築となることを期待している。

物件所在地

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