




補足資料


築約60年の木造平屋住宅を2拠点居住先住居としてリノベーションしました。 都市部での忙しい生活から離れ、瀬戸内の穏やかな湾に近接したこの場所で、趣味に集中できる第2の居場所として計画をしました。 「移ろい」 自然光の移ろいを生活の中でより感じ取れるように、既存屋根瓦の一部をガラス瓦に交換し自然光を屋根面から取り入れました。壁面に仕上げた特殊左官が柔らかく自然光を室内に拡散します。また、造り付け家具や細部のつくりを「押して引っ込める」「引っ張り出す」の操作のみで居場所をつくることで 、無駄な線(装飾)を削ぎ落とし、光の移ろいを純粋に楽しむつくりとしました。 「過ごし方にバリエーションをつくる」 立った状態では見えない景色がしゃがんで見ると景色が変わります。 南側の隣地屋根越しに見える山への眺望は一段視点を下げると見えてきます。 今回の計画では床を一部下げました。座りながら山を望む、腰を掛けて山肌の緑を望む、場所によっては机やベンチ、座卓になるひと続きのカウンターなど、限られたスペースの中で、過ごし方にバリエーションが生まれました。 「静」と「動」 過ごし方のタイプに合わせ、平家を印象の違う2つの空間に分けて設えました。 「静」:光の移ろいを感じながらのんびりと過ごすエリア。 壁面は骨材や藁入りの質感ある左官仕上げで設え、光で包み込まれるような柔らかな空間です。 ex, 読書、外を眺めながらお茶をする、書き物をする、たそがれる、寝る 「動」:光を取り込み作業をたのしむエリア。 白を基調とした仕上材で設え、窓辺からの自然光を直接取り込んだ明るい空間です。 ex, 料理、趣味の焙煎、彫金、朝と夜の身支度

