並走の家

ビルディングタイプ
戸建住宅

DATA

CREDIT

  • 撮影
    井田佳明
  • 設計
    LSDdesign株式会社
  • 担当者
    比嘉幹
  • 施工
    LSDdesign株式会社
  • 構造設計
    LSDdesign株式会社本間真生

沖縄県宮古島に建つ住宅。 宮古島の広い畑に囲まれた、長さ45mというとても細長い敷地。この土地を細かく分けるのではなく、長さを思いきり使いきって、一本のまっすぐな道のような家をつくろうと考えた。 道路のざわつきは22mの長い白い壁でシャットアウトして、内側には家族だけの広い庭をつくった。玄関を入り、和室の横に立つと、天井の高さ3.3mという大きな空間がパッと広がる。和室、リビング、ダイニング、キッチン。さらに廊下を抜けて、お風呂や子供部屋、寝室へ。20mを超えるこの一直線の道は、どこにも行き止まりがない。 このつくりなら、わんぱくに走り回る子供たちのエネルギーをそのまま受け止められるし、キッチンに立つお父さんやお母さんの視線は、家の隅々まで、そして庭まで届きやすい。敷地の両端に駐車場をつくったのも、どの部屋からも最短距離で車に乗れるようにして、忙しい毎日の移動を少しでも「楽」にするため。すべての居室(部屋) が庭に面していて、家の中と外、二つの流れが曲がる事なく、となり合って進むシンプルな形。それは、家族の毎日をもっと楽しく、もっとスムーズにするための形だ。 自分だけの世界にひたれる書斎から、外と中をつなぐ雨端のあるテラス。 この家が家族の個性に寄り添い、一緒に時間を重ねながら、より良い風景になっていく。 敷地を活かすこと。まっすぐな形が生む力強さが、住む人の心に優しく寄り添う、そんな平屋ができたと思う。

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