椿森ホテル&レジデンス

ビルディングタイプ
複合施設
2
182
日本 千葉県

PROJECT MEMBER

DATA

CREDIT

  • 撮影
    JINGU OOKI
  • 設計
    シロアナ / 上領大祐建築設計事務所 / ホシガラス / 千都建築設計事務所 / cotto / SPACEMAN / 拓匠開発
  • 担当者
    寺島敏貴(シロアナ) / 上領大祐(上領大祐建築設計事務所) / 高橋好和(ホシガラス) / 山田隆之(千都建築設計事務所) / 阿部雄介(拓匠開発 )
  • 施工
    松栄建設 / Drawer
  • コンサルティング業務・PA
    伊藤理恵(やどプランニング)

千葉公園に隣接する立地に計画したブティックホテル&レジデンス 本計画では、“通過する街”として扱われがちな千葉を、「滞在したくなる街」として捉え直すことをテーマに、公園、懸垂式モノレール、地域の空気感と連続する滞在体験を目指した。 建築は千葉公園や周辺街区へ滲み出すよう配置され、街に対して閉じるのではなく、周囲と柔らかく接続する構成としている。特にレセプション空間では、懸垂式モノレールを近接して取り込むことで、一般的にはノイズとして扱われがちな都市インフラを、千葉固有の風景資源として再編集した。 外装はアウトフレーム・逆梁構造を採用し、低彩度・低明度の色調によって、公園や街並みに静かに溶け込む建築を目指した。一方で内装は、“Smoky colorful”という独自の色彩設計により、鈍い色彩の中に感情や身体感覚の豊かさを感じられる空間として構成している。 また、アーチや曲線的なカウンター、円形パターンの床など、柔らかな曲線を空間全体へ連続させることで、公園や水辺、蓮、モノレールの軌道とも呼応する、境界の曖昧な滞在体験を計画した。 客室には大きなバルコニーや外部空間を設け、公園や街の気配を感じながら過ごせる構成としたほか、サウナやテラスなど、身体感覚を通じて気持ちを少し切り替えられる空間を点在させることで、都市生活の延長にありながら、自分自身へ戻っていける時間を生み出している。 さらに、レストランや共用空間は宿泊者だけでなく地域住民にも開かれ、ホテルクレジットによる地域回遊の仕組みを取り入れることで、ホテル単体ではなく街全体を滞在体験として捉え直した。 本計画は、地方都市におけるホテルの役割を、単なる宿泊施設から、「街との関係性を更新する滞在拠点」へ拡張する試みである。

物件所在地

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