




DATA
- ビルディングタイプ
- 共同住宅・集合住宅・寮
- 工事種別
- リノベーション
- 延べ床面積
- 63.86㎡
- 竣工
- 2021-12
CREDIT
- 撮影
- 大竹 央祐
- 設計
- 金山 大 / 熊澤 花絵
烏丸御池駅から西へ数分、御池通に面する集合住宅のリノベーションです。 築17年を経て住まい手のライフスタイルの変容に対応すべく、元の2LDKからゲストルーム付きワンルームへと全改装されました。 共用廊下側に水廻りをまとめ、その水廻りを取り囲むようにL型区画に沿って諸室を配置しました。 一人暮らしを想定されているため、家の中心となるリビングにベッドコーナーやアトリエコーナーもまとめ、快適なバルコニー側の環境を常に享受できるプランとしています。 「食事」「寛ぎ」「デスクワーク」「就寝」「身支度」など、暮らしの中の行為は言語化されたように区切られている訳では無く、ダイニングでPCをしたり、リビングでお昼寝をしたり、ソファで仕事をしたり、場と行為は淀みなくシームレスにつながっているということが、住まい手との話合いでより強く意識化されました。 形骸化された間取りの一般常識から爽やかに距離をとった結果が、一人暮らしには大きく思えるキッチンや玄関廻り、豊かな水廻り空間に表れていると思います。 年を経るごとに表情が味わい深く変化する素材をもちい、いつまでも愛着をもって暮らせる場を目指しました。 壁・天井は、左官職人の手の跡がのこる砂漆喰をもちい、吟味されたナラの突板とともに、自然素材に包まれるような優しい空気感が漂っています。 バスルームは住まい手が日々の疲れを癒す場として重要視され、ハーフユニットバスをもちいてサニタリーと一体的に計画しました。 天井の檜の香りや味わい深いタイルの表情、吟味したテラゾーとリノリウムの洗面台など、小さい場所ながら手仕事の密度の高い空間となっています。
