




PROJECT MEMBER
豊かな自然を湛える別荘地、その一角に佇むゲストハウスの計画である。 斜めの屋根と表しの垂⽊が特徴の、⾃然の気配を感じながら静かに籠もることに⼼地よさを⾒出すゲストハウスである。 「向斜」は地質学において『中心側に新しい地層が配置される谷型に湾曲した構造のこと』で、室内側から見たときの部屋に対して斜めに架かる棟に倣ったものである。 屋根形状による室内断面の変化は、部屋ごとの個性となり、ひとつの屋根の下でありながら、ある場所は高く開放的に、ある場所は低く親密な空間となる。4室ある玄関は左右2つずつに分かれており、室内からの抜ける方向や光の入りが変わってゆく。 棟に対して直行方向にかかる表しの構造垂木(240mm成)は部屋に対して斜めに伸びていく。室内の陰影を強調し、見た目の変化だけでなく室内をより落ち着きのある空間となっている。 水廻り(シャワー室・洗面・トイレ)は天高を抑えた壁沿いのボリュームにまとめ、その上部はロフト状となっていることで、より室内の広がりをもたらしている。 コンパクトな建築ながら、各部屋で多様な見え方となる建築となった。
