




補足資料

サロンに訪れる行為による心の高揚に興味がある。 廊下に客室が整列する形式が一般化しつつある個室型サロンの構成に対して、ゆとりある天井高さと変形した平面形状を生かした立体的な広がりを感じる空間を提案した。動線を分ける必要があるネイル室をエントランスに面して配し、奥にアイラッシュ室を配置、それらを繋ぐ動線となるスペースを、象徴的なホールにする平面計画である。 使用できる強度のある階段や、そこから繋がるロフト状の造作は、高さ方向への広がりを表現し、厚みのある壁と開口の配置、ホールに面する窓としてのスチールの間仕切りによって平面的な奥行を表現した。それらの要素を艶やかな漆喰の壁やマホガニーの造作、素地の金属等、時間の経過に耐える素朴な素材で仕上げている。 商業施設内のインテリアデザインに建築を構成するエレメントを重ね合わせることで、個室型サロンの構成をポジティブな特徴として変換し、空間に取り込んでいる。

