被衣の家

ビルディングタイプ
戸建住宅

DATA

CREDIT

  • 設計
    株式会社 y+M design office
  • 担当者
    三宅正浩 + 吉本英正
  • 施工
    重松建設株式会社
  • 構造設計
    有限会社 天野一級構造設計事務所
  • 撮影
    笹の倉舎/笹倉洋平

愛媛県今治市に位置する隣家に囲まれた旗竿敷地に、夫婦と子供2人のための住宅を計画した。 プライバシーを確保しつつ、通風と日射を調整するため、ふわりとやわらかい布のような大屋根をかけた。 大屋根は緩やかに生活棟から茶室、駐車場へとつながり、リビングからは中庭だけでなく、大屋根の向こう側に広がる梅林をのぞむことができる。 この大屋根をかけることにより、3つの屋外スペース(中庭、坪庭、テラス)が生まれ、屋内外の関係性を親密になる。そうすることで、屋内空間に開放感や広がりをもたらし、実面積以上の広がりを感じることができる。同時に家族間の視線がつながり、自然とコミュニケーションが生まれ、一つ屋根の下に多様な家族の住まい方が展開される。 大屋根は夏の強い陽射しを遮り、涼風を取り込む。冬は陽射しを室内に取り込み、ダイニングの土間スペースに蓄熱することでダイレクトゲインを実現する。

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