




兵庫県三木市に建つ、うどん店と物販機能を備えた木造店舗である。公共建築として地域の風景に定着しながら、従来のうどん店像を更新する建築を目指した。 構造には木造軸組工法を採用し、屋根・壁・軒という建築の輪郭を極力単純化した。深く張り出す薄い軒と、外周を連続するガラス面・細い木柱が、昼は周囲の光を店内へ導き、夜は内部の活動を街路へ浮かび上がらせる。 親しみのある木造技術を抽象的な構成へ置き換えることで、伝統と新しさを同時に感じられるランドマークをつくった。建物が地域共有の財産として認知され、日常の風景に新たな輪郭を加えることを意図している。

