




補足資料

PROJECT MEMBER
ひとつの青が、多様を束ねる。 GiGOは、さまざまな商品が並ぶ日系アミューズメント施設である。 空間を構成する用途も多岐にわたる。クレーンゲーム、カプセルトイ、カフェ、物販、カードゲームの対戦エリア、そしてコスプレイヤーのための化粧エリアである。 この多様さを受け入れながら、ブランドらしさと賑わいをどう両立させるか。ブランドカラーである青を空間全体に効かせ、そこに地域らしさを重ねることで、空間に秩序をもたらそうと考えた。 青の塗装、鏡面ステンレス、染め上げた木、青の照明。これらが空間に統一感を与える一方、同じ青のなかに、素材ごとに異なる表情を生み出す。反射の強いものからマットなものまで質感に幅を持たせ、人の動きや筐体の光を増幅させている。 上海のフラグシップという位置づけを踏まえ、 カフェカルチャーと組積造に着目し、赤レンガとタイルを取り入れた。 GiGO Cafeのカフェエリアには3種類の手焼きタイルをランダムに配置し、カフェのテーマカラーである赤を鏡面ステンレスとして取り入れている。 ペンダントライトには、実際に使われているクレーンゲームのアームをそのまま用いた。待ち時間そのものを楽しんでもらうための仕掛けである。 GiGO Hubの対戦エリアでは、赤レンガと青の鏡面ステンレスを組み合わせた。落ち着きのある空間としながら、人や筐体の動きを映し込んでいる。 GiGO Martの物販は、専用エリアとエントランスの二か所に設けた。什器は可動式とし、さまざまなPOP UPに対応する。メインエントランスの門型LEDディスプレイと組み合わせることで、空間全体の印象を変えることができる。 天井を走る特徴的なライン照明は、天井を青く照らし、訪れた人をGiGOの別世界へと誘う。同時に、商業施設の吹き抜けの軸線と連続させることで、人を自然に空間の奥へと導く。 アミューズメント施設において、多様な空間をどう束ね、変化にどう応えるか。そのあり方を追求したプロジェクトである。

