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清澄庭園に隣接して建つ清澄長屋の一角に、今年で創業100年を迎える奈良の靴下メーカーの自社ブランド「yahae」の事務所兼店舗を設計した。ブランドのコンセプトは「積み重ねた時間と経験を次代に紡ぐ」「厳選した素材による靴下ものづくり」。 改修の跡や昔の長屋のコンクリートを意匠に組み込むことで歴史を建物に表出させ、靴下の素材を内装に活かすことでコンセプトを表現した。手前の店舗と奥の事務所をゆるやかに仕切り、清澄庭園に接する事務所の奥側は可能な限り開口にした。細長い形状がゆえに薄暗くなっていた部屋に、緑の明るい表情を取り込んだ。
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