




[降り続く雨]という意味の言葉[宿雨]を店名としたコーヒースタンドの計画です。 計画地はテナントビル1階。少し奥まった区画だが、前面道路からの程よい距離や共用部の軒下空間に魅力を感じた。 まず木を紺色に染色し、木目を[雨が降る様や水溜りの波紋]に見立て、空間を覆い、[宿雨]としての特徴的な風景を作った。 建物も紺色なので、店舗との境目が薄くなり、内外が連続した空間となった。 よって境界線になりかねない店舗サインは付けない事とした。 染色された木は引きで見るとただの紺色に見え、近づくにつれて木目が現れる。 結果、ゲストは気負いなく宿雨の世界に浸ることになる。 家具は白木の塊が積み重なる形状とし、一部リースラインを超えて使える引出しテーブルやスツールにすることで、自然と共用部や街を使える様にしている。 5.5坪と狭小空間ながら広がりのある空間性を担保しつつ、ブランドアイデンティティを確保することを目指した。
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