KIRO HIROSHIMA by THE SHARE HOTELS

ビルディングタイプ
ホテル

DATA

CREDIT

  • 設計
    田中裕之建築設計事務所
  • 担当者
    田中裕之、花塚紘紀、服部あやの
  • 施工
    デザインアーク
  • 撮影
    Gottingham

広島市中心部に建つ、病院をコンバージョンしたホテルである。 広島を含む、瀬戸内海の美しい海や島々を巡る旅は海外の旅行者の間でも定着してきている。 このホテルでは、ローカルでディープな人や場所の情報を発見できたり、そのためのきっかけを提供し、旅人とローカルを交差させ、その交差点から旅を「分岐」させていくことをここのホテルでは目指している。 そのためホテル名も文字通り、瀬戸内周遊の旅の「分岐路」になることを込めてKIRO HIROSHIMAを名付けられた。 共用部 痕跡を丁寧に観察して掘り起こし、未来の建物へと生まれ変わらせること。 ラウンジとバーとして生まれ変わったプールのプールサイドとしての骨格は残し、新しいホテルの使い方に呼応できるよう、プールの”底”床のレベルに対し新たに操作を加えた。 プールサイドに座るという、プールの時にあった身体行為、痕跡を残したまま新しい空間の機能に重ね合わせている。 客室 旅人には積極的にラウンジやバーに出てきて交流をしてほしいので、客室は出来るだけコンパクトにしている。 一方で、様々な旅行客にリーチするため客室タイプはロフトなど複数人の友人、家族連れ、靴を脱ぐジャパニーズスタイルなども用意している。

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