
名古屋市東区の化粧オイル「DULAILAH」のプライベートサロン。街の風景とサロンスペースを繋ぐことを積極的に考えた。街に面するエントランスは、白い漆喰の壁とした背景に商品をディスプレイするためのスペースとした。一方で、奥にあるサロンスペースは、無垢の木板に囲まれた空間とすることで、気の香りや澄んだ空気を感じられる居場所とした。そして、それらを繋ぐ壁を縦・横に斜めに配置した三角形の壁とすることで、対角線上に導線・視線が流れることで、街とプライベートサロンを緩やかに繋いだ。このような対角線の構成は、街と暮らしを緩やかに混ぜ合わせる方法を考えるための可能性の一つだ。
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