




DATA
- ビルディングタイプ
- 共同住宅・集合住宅・寮
- 工事種別
- リノベーション
- 延べ床面積
- 62.29㎡
- 竣工
- 2020-03
CREDIT
- 設計
- 松島潤平建築設計事務所
- 担当者
- 松島潤平、福田俊
- 施工
- プラスホーム
- 撮影
- 長谷川健太
緑豊かな都市公園を見下ろす、ヴィンテージ・マンション最上階の内装デザイン。 ワンルームの中央に斜めに走る分厚いモルタル壁を挿入し、 そのことによって生まれる奥行の差異で、 さまざまな生活行為が連続しながらも自然と振り分けられる構成とした。 斜めのモルタル壁にもさまざまな深さを持ったニッチが設けてあり、 その奥行ごとにTV棚、飾り棚、水廻り側の開口といった役割が振り分けられている。 奇妙なプロポーションをもち、金物が排された 建具には見えない吊戸が左右に浮遊することで、 ニッチにぽつぽつと置かれた物たちが生活行為のなかでふと見え隠れする。 北側の玄関土間とともに、南側サッシ際にも バルコニーと連続するわずかな土間を設けている。 サッシラインとずれた境界によってリビングは 都市公園の緑のなかに浮かぶ島のような状態となり、 最上階のワンルームに独特の浮遊感をもたらしている。 住まい手、生活行為、生活道具がそれぞれ距離を取り合いながら浮かび、 部屋そのものも都市空間に浮かぶ、惑星系のような離散的なインテリアの創出を試みた。 竣工後まもなく新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言が発出されたが、 引っ越したばかりのクライアント夫婦は、極めて自然にお互いの距離感をつくりながら、 それぞれのリモートワークに難なく対応できたという。 さまざまなモノが浮遊するインテリアのコンセプトが、 ソーシャル・ディスタンスの希求にも対応し得るものとなった。
7

