愛知県陶磁美術館

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所在地:愛知県 設計:株式会社青島設計 用途:公共施設 竣工:2024年10月 工事種別:改築 採用商品:セラールセレント・コーリアン・セラール・メラミン化粧板・スクラッチレス 陶磁ミュージアム長寿命(+最適)化改修  本件は、愛知県を代表する陶磁専門ミュージアム「陶磁美術館」の長寿命化改修事業である。1978年に愛知県政100周年記念事業として開館し、以降、当時の姿を良好に保ってきたが、経年劣化や損傷、現代の利用ニーズへの対応が求められていた。本改修では、特にトイレ機能の全面的な改善を中心に、建物全体の改修を行った。  施設全体を通じて、タイル(焼き物)を基調としたデザインが特徴であり、照明装置や内外装には建築家・谷口吉郎の設計理念が随所に感じられる。 今回の改修では、美術館としての雰囲気を損なわず、公共施設としての高い要求を満たしつつ、焼き物を身近に感じられる空間を目指した。特に館内トイレの内装材には、陶器やタイルの原料である土の質感をイメージしたデザインを採用し、展示室空間の延長のような一体感のあるトイレを提案した。